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【ハンドメイド・クラフト販売】胸を張って・自信を持って売ることが出来ないなら売らない
自信を持って

売り切れて行く雑貨やポストカードの一部を、再版/再販しないことにした。

【ネコトバ。web】を立ち上げて今年の4月でもう11年
(主人公の白黒ぶちねこを絵にしてからはもう20年)
の付き合いになるのだが、さすがに10年以上も経つと

「当時はこう思って書いてたけど今はもう違うなあ」

というのが出てくる。
(そうかと思えば、「10年前と思ってること一緒や!」も出てくるが)

「今の自分はこの作品の時とちょっと違うな」
と思ったものは、売り切れたら再版しないことにした。

【昨日のイベントでも色々なものが売り切れたが】、この内のほとんどはもう絶版である。

「胸を張って・自信を持って」売れるものだと思えなくなったからだ。
 
* * * * *

●お客さんの目「だけ」に左右されてはいけない

以前は、

「自分はあまり気に入らない商品でも、お客さんが気に入ってくれたら売り続けよう」

と思っていた。
その売り方はその売り方で別に間違ってる訳ではないと思う。

ハンドメイド・クラフト作家なんて、最初は特に
「自分の作品に自信がなくて当たり前」だ。(そうじゃない人もたまにいるが)

お金を出して買ってくれるお客さんがいて初めて、
「わたしの商品ってお金を出して買ってもらえるレベルなんだ!」
と自信がつく。

なので自信がない時は、「お客さん」の判断を重視してしまう。

自分が気に入らなくても、お客さんが絶賛してくれたら「いい作品」で
自分が気に入っていても、誰も買ってくれなかったら「ダメな作品」になる。

わたしもそういう目で自分の作品を長いこと査定していた。


【3月9日の記事にも書いた、「猫の額」のキムラさん】

「お客さん一人の意見に左右されて何かを作ってはいけませんよ」

と言われた事がある。

たまたま声を上げてきたその人が『そうして欲しい』だけで、
それ以外のお客さんは『そうされるのは嫌い』な場合もある。

「一人のお客さんだけ」にとらわれてしまうと、創作活動の妨げになる事がある。
自分がどうしたいのか考えるのが大事、という話だった気がする。確か。

言われたのが何年も前なので、細かい所は違う恐れがあるが

「お客さん一人の意見に左右されてはいけない」

という部分は間違いない。

この言葉は言われた時からずっと胸にあったけど、やっと最近
「どういうことなのか」分かってきた気がする。


「お客さんの目や声」を参考にするのはいいと思う。
批判だってちゃんと聞けば躍進できるきっかけになる時もある。

けど、「安く買いたいから」とか
「単純に作り手が嫌いだから/妬ましいから」
という理由で言われた
「自称・お客様のアドバイス」は毒にも薬にもならない。

そういう「ひとりだけ」に囚われるな、ということだろう。

いや、「ひとりだけ」じゃなくとも、
「お客さんの言葉だけ」に左右されると、自分がブレる。
もっと単純な話、「楽しくない」。

「楽しくない」から「やりたくなくなる」。

だから、「お客さんの言葉(評価)だけ」に頼らず、
「自分の芯」と「自分の意志」を持って創作活動した方がいいのだ。


* * * * *

●大量に売れる事がその作品の「価値」ではない

そもそも最初の「ネコトバ。絵はがき(ポストカード)」は全部「直筆」のみだった。

途中で「同じ言葉を何人もの人が買いたい場合がある」という事があり、印刷版を作った。

「直筆作品は高いからポストカードにして欲しい」
というリクエストがあった事もひとつの理由だ。

そのうち、
「ネコトバが多くの人に広まったらいいな」
と思って大量印刷のグッズ化を目指した気がする。

そして途中で、
「大量に安価グッズを作ったからって爆発的に拡まる訳ではない」と限界を知った。


そんなある日、ふと思った。

1000枚売れた100円のポストカードと、

1枚売れた(そもそも1枚しかない)10000円の原画に、

どちらの方が価値があるとか価値が上だとかあるんだろうか? と。


ある人は「1000枚も売れた事がすごい!」と数を讃えるだろう。
またある人は「10000円というのに価値がある!」と1枚の単価を讃えるだろう。
ある人は「合計金額で言えば、1000枚×100円=100000円だからこっちの方が凄い!」
またある人は「いや、数とか値段とかじゃなくてこの表現が良いから価値があるんだよ」と。

「何」を元に価値を見出すかは人それぞれだ。
物心ついた頃から絵を描き始めて気づけば30代だが、一番身にしみて分かった事はそれだと思う。
「人の価値観は千差万別」。


だからわたしが「もう今の自分とは違うので絶版します」と言っても、
「ネコトバ。は初期作品の方が良かった」と言う人が必ず現れる。
小説も音楽も映画の世界でも何でもそうだ。

「前が良かった」と言う人が現れるのと同じように、
「最新作が一番最高だ!」と言う人も必ず現れる。

作品の「価値」は見る人が増えれば増えるほどその種類を増す。
分かりやすく多数決で良し悪しを決めているだけで、
ある世界にとっての「駄作」が誰か一人の「命を救うまでの傑作」になる場合もあるだろう。


* * * * *

●作者は「自信を持って」やりたいようにやればいい

誰が何と言おうと、「作品」を作れるのは「作者」だけだ。

作者本人が亡くなっても、
まるで本人のような絵が描ける漫画家さんをよく見かけるしわたしも好きだが、
「亡くなったその人の作品」はやはり「その人本人」にしか描けない。
同じように、「その人の画風を真似て描いた作品」も「その真似て描いた人」にしか描けない。

今これを読んでいる「創作活動をするあなた」も、自分にしか作れない作品を作ればいい。
それで、自信満々に売り出せばいい。

誰も買わないこともあるだろう。
「こんな金額じゃ高すぎて買わない」
「この程度のもの自分でも作れる」と言われる事もあるだろう。
(わたしが実際に言われた言葉)

その時、自分でも「その通りだな…」と思ったら売るのをやめればいい。
値下げして売れそうなら値下げすればいい。
値下げは「違うな」と思ったらその金額で売り続ければいい。

「言ったな! じゃあ絶対にあんたに作れないものを作ってやる!」
「つけた値段の通りで買ってもらえるように、もっともっと上手くなってやる!」
と思って新しいものを作る糧にするのもいい。

そうやっていくうちに
「これは作ってて楽しかった!」
「この出来上がり、自分はすごく気に入っている!」
というものが出来て、それが売れた時の喜びは本当にすごい。
この喜びは何度でも味わいたい。

もちろん、「いつでも売れれば嬉しい」という訳ではない。
正規の値段だろうが値下げの値段だろうが「売れて嬉しい」時もあれば、
「買われ方」によっては「売れない方がマシだった」と肩を落とす事もある。

物事は一辺倒にはいかない。
作る側、売る側にも様々な価値観があり、
見る側、買う側にも様々な価値観がある。

それに流されて思い悩まないように生きる(作る)ためには、
「自分の芯」や「自信」を持つことが大事なんだな、と思う。


* * * * *

時々、バンドや作家などの変化を見て
「前の方が好きだったな…」と落ち込んでいる「ファンの人」を見かける。
そちら側の気持ちも分からなくもない。

好きだったあの人(たち)が遠くに行ってしまったような気がして、悲しかったり寂しかったりするのだろう。
(元々「あの人(たち)」は別に近くにいた訳ではないのだが、ファンはそう感じる)

幸いにもわたしの好きなアーティストなどはわたしの好きな方向へ進化してくれるので
わたしは「変わってしまった…」と落ち込むことがあまり無いのだが、
自分だけ置いて行かれたようで寂しいような気持ちは何となく想像できる気がする。


が、仮に今の自分に対してそう思っている人がいたとしても、
わたしは
「申し訳ない」「だが自分の思うように先に進みます」としか言いようがない。

きっと「変わってしまったように見える」「あの人(たち)」もそうなのだろう。


応援してくれた事はありがたいけど、あなたの望む通りのわたしで居続ける事は不可能なのだ。


その場所に居続ける事も、その場所から別の場所へ進むのも悪ではない。

批判を全部無視しろとは言わないが、自分の作っているもの・やっている事に、芯と自信は持った方がいい。

その方がきっと楽しいし、あなたが楽しくやっていれば、あなたの周囲の大切な人達も楽しくなるだろう。


ごきげんよう、さようなら。


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