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【こころの悩み】“お金を稼げなくても愛される人間になりたかった”−−「子どもの頃」に愛情を注ぐことの重要さを考える
「子どもの頃」に愛情を注ぐ事の重要さを考える

いつからか、
「趣味でハンドメイド作家やってます(旦那が生活費を稼いでくれるので)」
とか
「自分のやりたい事で起業しました(親が金持ちなので)」
みたいな人を「大嫌いだ」と思うようになっていた。

単純にそういう人たちの性格がいけ好かないからだと思っていたのだが、
「自分もそうなりたかった(もっと楽な人生を歩みたかった)」
「お金を稼げなくても好かれたり、愛される人になりたかった」
からだったのかも知れない、と今日初めて気づいた。

わたしは「お金が稼げなくても、あなたのことが大事だし、好きだよ」と言ってもらいたかった。
親や、家族に。
 
* * * * *

不定期に寝込むことがある。今日がその日だった。

大体に微熱を伴い、涙がドバドバ出る。
全身に倦怠感があり、「ベッドで寝る」以外の事は基本的にできなくなる。
携帯電話(スマートフォン)の操作くらいはできるが、長時間は無理。

「寝込むイベント」が起きるまでの所で心身に相当無理をさせていると、
・高熱
・頭痛
・吐き気(胃が重い)
・呼吸が浅く、息がしづらい
・体の倦怠感が痛みを伴うものになる
・謎の奇声を発する(「う〜」とか「あ〜」とか勝手に言いだす)
・基本的に「死ぬ」以外の名案が出てこない
などのオプションが現れる。

今日は微熱と涙と倦怠感だけで済んで良かった。
従来の「寝込むイベント」に比べると、かなり元気な方だ。
こうして文章も書けているし。


* * * * *

先日、久しぶりに仕事のことでブチ切れて、パートナーに叱られた。
「相手がおかしいのだから、あなたが怒るだけ損だよ」と言われた。
確かにその通りだったのだが、我慢ができなかった。

体が動かなくて暇なので
「あの時、何故そんなに激昂したのか」を掘り下げてみた。

わたしは
「自分に正直に、ズルや汚い事をせず仕事をしていけば、
心身ともに健康に気持ちよく仕事を続けられる日が必ず来る」
と信じている。

実際、心身に不調をきたすクライアントは減ったり距離が出来るようになった。
「やった! 上手く行きつつあるんじゃないの!?」
という所で
「ブチ切れ要素を含む案件」が来たので、

「やっぱりどんなに頑張っても上手く行かないんじゃないか」
という不安と絶望で激昂した。

……と、初めは思った。

いや。いやいや。
わたしは最初から
「パートナーに怒りを見せるために」
「その案件を利用した」のではないか?
と考え直した。

(すごくアドラーっぽい考え方だ。たぶん)


* * * * *

考えてみると、パートナーに対しての
「怒り」「不満」「不安」をグッと飲み込む事が多い気がする。

理由は以下のとおりである。

・本当にパートナーに対して明確な怒りがある訳ではなく、
【境界性パーソナリティ障害】の症状である可能性があるため

・彼に怒りや不満をぶつけると
「自分が不甲斐ないせいだ」と言って彼の自罰的発言が始まるため
(そんな事を言って欲しい訳ではないので、無意味)

・彼はわたしを今まで沢山支えてくれた恩人なので、
わたしには彼を怒る資格がないと考えているため


先月、仕事の報酬が支払い期日に間に合わなかったので
銀行のカードローンでお金を借りようとしたら、
「そんなもんで借りなくてもいい」と彼がお金を貸してくれた。

そのお金を先日全額お返ししたのだが、昨日ぽろっと

「あの(返してくれた)お金は使わずに取っておいてる。
ねんちゃんがまたお金足りなくなって、そのまま渡すかもしれないし」

と冗談っぽく言われ、内心イラッとした。

おっしゃる通りなのだ。
突然わたしが高給取りになる見込みは今の所ないし。

「実際に満足な収入を得てないから、こう言われて怒る資格はない」
と思って怒りを飲み込んだ。

そしてここまで考えて、わたしはふと

「わたしは『誰に』怒っているのか?」
「『お金を稼げない人は自分の意見を言う資格がない』と思っているのは、『誰』だ?」

と更にもう一段階、踏み込んで考えた。

体が動かないと、思考が冴え渡るものだ。
(ちなみに「悪い方」に冴え渡る場合は、考えずに寝る方が絶対に良いと思っている)


* * * * *

「お金が稼げない人間は自分の意見を言う資格がない」
という価値観を持っているのは、自分自身じゃないか?
わたしは「自分」に怒っているのではないか?

と、最初に考えた。

いや待て。
「その価値観をわたしに植え付けた誰か」がいる筈である。

という所で、数年前に(はっきりといつだったのか思い出せない)
絶賛「更年期障害」でわたしに八つ当たりしていた母の言葉を思い出した。

「私が外に働きに出て、稼いでやっているのに」

はっきりと具体的に何を言われたのかは思い出せないが、母が言っていたのは
「お金を満足に稼げない人間が自分の主張を言うな」
という趣旨の発言だったように思う。
(ちなみに当時わたしは在宅で仕事はしていたが、収入は少なかった)

もう今の母に聞いても「そんなこと言ったっけ?」と言うと思う。
わたしは境界性パーソナリティ障害の症状が今より酷かったし、
母も更年期障害のためにまるで人が変わったようになっていたから。

そしてごく最近、一緒に暮らすようになった叔母に似たような事を言われた。

それは
「一人前に稼げないんだから、我慢してここ(実家)に住め(そして貯金しろ)」
というような話だったと思う。

わたしは母も叔母も嫌いではないが(むしろ好きな方だと思う)、実家に住むのは嫌いである。
さっさと稼げるようになって出て行きたい。

ここに住んでいると「お金を稼げないお前はクズだ」と言われているような気分になる。

「自分で稼げないんだったらせめて収入のある人と結婚して子供を作れ」と言われているような気分になる。
(気分というより、これは実際に言葉にして言われている)

彼女たちにそう言っても「私達はそんな事を強要しているつもりはない」と言うだろう。
(実際に何度か自分の気持ちを伝えたが、「強要しているつもりはない」と言われたし)


わたしはただ
「お金が稼げなくても、精神病でも、あなたのことが大事だし、好きだよ」と言って欲しかった。


* * * * *

実は、上記の文章は「今日パートナーにLINEで送ったこと」を元に再構成して書いた文章である。

「お金が稼げなくても、精神病でも、あなたのことが大事だし、好きだよ」
と言ってくれるのは親でも親戚でもなく、彼だった。

なぜ、彼に腹が立つのかが分かった。

「わたしの家族はお金を稼げる健常者じゃないと認めてくれない!
愛してくれない!
だからお前の言ってることも嘘だ!!
嘘つくな!!!」

と、彼の愛情を受け取れないでいるからだ。
彼の愛情を否定するためにわたしは怒っている。

「家族の植え付けた価値観」が絶対的に正しいことになっているのだ。
わたしの中では。

でも本当は、
「お金が稼げなくても、精神病でも、あなたのことが大事だし、好きだよ」
と言ってくれる彼の言葉を信じたいし、その手を取りたい。


* * * * *

小学校の卒業式のとき、「保護者からの手紙」という1冊の本を学校から渡された。
(本というか、コピー用紙に印刷したのを手で綴じただけのやつである)

そのクラス全員分のおとうさんおかあさんから、卒業する子どもへの短い手紙が書かれていた。

わたしのおかあさんは

「ともちゃんが生きていてくれるだけで嬉しいのよ」

と書いていた。

すごく嬉しかったし、わたしは割とその言葉を信じていた。
しかしある時、

「この人は、
精神が健常で、
まともな職に就き、
まともに金を稼ぎ、
まともな旦那さんと結婚し、
まともな子ども(孫)を産んでくれるような娘が
『生きていてくれるだけで』嬉しいんだな」

と明確に思うことが起きた。

なので、長年とっておいていたその手紙は捨てた。
「こんなもんに縋り付いてもしょうがない」と思ったからだ。

別に恨んでいない。
子どもが精神病になって「やったー!」と喜ぶ親はいない。
それは当然のことだ。

彼女は娘に対して
「まともに、辛い思いをせず、幸せに生きて欲しい」と願っただけだ。
それは当然のこと。


* * * * *

お金を稼げなくても愛される人間になりたかった。

うん、だけど、もういい。
いまは。

わたしは「お金を稼げない自分」を許して、「自分で愛せる」ようになりたい。

「不定期に寝込んで仕事が全くできなくなる自分」も許してやりたい。

「できる自分」も「できない自分」も愛したい。


他のパーソナリティ障害がどうなのかは分からないが、
境界性パーソナリティ障害は
「他人からの愛情」を求めすぎるあまり、病んでいくのではないか。

ここで言う他人というのは「自分以外の存在全員」のことである。
なので肉親も親戚も自分の子どもすらも「他人」だ。

わたしは自分の心の穴を「他人」で埋めようとするのを、やめたい。
自分で自分を、大手を振って愛せる強い心を持ちたい。


* * * * *

で、小さい子どもを持っている、この文章を読んでいるおとうさんおかあさんに、言いたいことがあります。

娘や息子を大事だと思うなら、めちゃくちゃ愛情表現してください。
言葉でも行動でも何でもいいから。

高いお金払ってオモチャが買えなくたって、ハグしたり、撫でたり、触ったりするだけで愛情は伝わるんです。

子どもが精神病になってから慌ててハグしたり話聞いたりする前に、ぜひ。

「親にちゃんと愛されてる」と実感した子どもは、自然に「自分の愛し方」が身につくと思います。

わたしは残念ながら、幼い頃にそれが実感できなかった。

だから「自分で自分を愛す」やり方を必死で模索したり、自力で勉強したりします。
治療の過程で「全部親のせいだ!」って思い切り怒る時期も必要だけど、もうそれは、終わったから。

母は母なりに「精神病になってからのわたしを大事にする」ことで巻き返しを図った、それはもう充分わかる。
なので母の努力はもう要らないです。
これは「わたしの人生」だから。
狂って歪んで思う通りに行かないとしても、「わたしの人生」。


これを読んでいるあなたも、「親の愛情がきちんと実感できなかった」人ですか?
だとしたらわたしと同じように、人生が狂って歪んで思う通りに行かなかったかもしれませんね。

だけどやっぱり「あなたの人生」だから。
自分で自分をちゃんと愛せるようになって、なんとか、どうにか、生きて下さい。
どうにもならなくなったら、ちゃんと休んで下さい。

わたしも休み休み、なんとか、やっていこうと思います。

ごきげんよう、さようなら。



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コメント
2017/03/18 9:36 AM posted by: ゆず
「親にちゃんと愛されてる」と実感した子どもは、自然に「自分の愛し方」が身につくと思います。

この一文、本当に本当にそうだなぁ…と思います。
私も機能不全家族育ちなので、読んでいて心から共感できました。
決して、一人ではないんですよね。
お互い、休み休み乗り越えていけたらいいですね。
2017/03/20 2:31 AM posted by: あい
こんにちは。
このblogを見て思いました。
私も以前そんな事を思っていた日があり、共感しました。
でも、巴さんお母さんは決して巴さんを認めて無いわけではないと思うんです。
愛してるからこそ、ずっと養えないしお金を稼いで欲しいのではないでしょうか?
たぶん、巴さん自身も分かってらっしゃるけど出来ない事が歯がゆいのかもしれません。
繰り返しの日々から今は抜け出すため頑張ってみてはどうでしょうか?
頑張ってというのは
きついかもしれません。
でも、頑張る時はなくなっていきます、年齢と共に。
巴さんがそのループから抜け出すことを祈ってます!
もう、誰も悪くないですよ。
いつまでたってもお母さんの子供ではないのです!
blog読んでそう感じたので書かせてもらいましたm(__)m
お互いに必死に生きましょう(*^^*)
2017/04/13 4:33 PM posted by: ともえ
>ゆず さん
共感して下さってありがとうございます。

家族の形は人それぞれですが、大なり小なりみんなモヤモヤや傷を抱えていますよね。
それを癒すには「一人じゃない」と思えることがまず大事だと思いました。

で、「一人じゃない」の先には
「こういう幼少期を過ごしたわたしだったけど、大丈夫!」がやって来ました。

またぶり返して落ち込む日もあるかもしれませんが…
本当に、お互いのんびり生きていきたいですね。


>あい さん
この記事を書いた後、また母と話す機会がありました。
そのあと読んだ心理学の本の影響もあり、

「思っていたより母はわたしのことが好きだったんだな〜」
「あっ、母とのことは今や未来の自分にはもう関係ないんだな〜」

と思えたので、今は仕事と読書ばっかりしています。
収入源も少しずつ増やすことができています(^^)♪

ありがとうございました!
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