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【こころの悩み】「母親の意見は絶対」という価値観から「50代女性1名の聞いても聞かなくてもいい意見」に変わった話
母の意見

「母の言う事は絶対」だと思っていた。
【この記事にも似たような事を書いている】けれども。

詳細は省くが、「母はわたしを置いて家を出て行った」ことがある。
(祖父母や叔父夫婦がわたしの面倒を見てくれたので放置ではない)

もう20年くらい前になるので明確な時期が曖昧になってきているが、
小学校低学年(1年生か3年生かが曖昧)から中学2年生までの間だった。
(※完全に消息不明だった訳ではなく、週1〜2回はわたしの様子を見に来ていたと記憶している)

「母親の喜ぶ事をしないと母は二度とわたしの所へ戻って来なくなるんじゃないか」
「母親の言う通りにしないともう二度と一緒に住んでくれないんじゃないか」
という不安があった。

なので「母親の言う事は絶対」という認識が無意識に植え付けられた気がする。
それは成人になっても続いた。

今日は、その「絶対的だった母親の意見」をふと
「聞いても聞かなくてもいい50代女性1名の意見」として受け取る事ができた、という話をしたい。
 
* * * * *

大抵の子どもは母親を愛するように出来ている、と聞いた事がある。
本当か嘘かは知らない。

ただその例に漏れず、わたしは母が大好きだった。

だから母がいなくなったり離れていったり二度と会えなくなるのは耐えがたい恐怖だった。
母がわたしを連れて行ってくれなかったのは「自分が悪い子だからだ」と思い込んだ。

母の喜ぶ事をしなければ、と幼心に思った。
勉強はむちゃくちゃ出来た。
90点や100点を取るのは当たり前だった。
美術や作文や書字で賞も取ろうと必死だった(実際いくつか取った)。
母を振り向かせるためである。

結局それでも母は振り向いてくれなくて、わたしは自傷に走る事になるのだが、それはまた別の話。

精神疾患になって大人になって自分の病気や心理学についての文献を読み漁って、
「母親の言う事に沿えないと精神不安定になる」
と気付いたわたしは、過去を掘り下げてこの小学〜中学時代のことを思い出した。

母親をひどく憎んだ。

「母のせいでわたしは精神病なんかになった。全部母のせいだ」

と思った。
それでもわたしは母が喜ぶ自分になりたいと思い続けていた。
母のことをめちゃくちゃ憎みながら大好きだった。
愛と憎しみは紙一重、とはよく言ったもんである。


* * * * *

実際、母はわたしに
「こういう風になってくれればいいのに」という思いはいくつかあったと思う。

けど今思うのは、
「そんなに強要してなかったんじゃないか?」という事だ。

母に捨てられた、永久に捨てられてしまう、とおそれたわたしが
「母の言うことは絶対に聞かなければ!」と思っていただけである。

もちろん
「母の言うことは絶対だ!」
と思わせる原因を作ったのは母本人なのでそこは反省して欲しい部分だが、
(そこは解決済み。母本人とその事について話し合ったこともある)

1.「母がわたしを置いていった」
 ↓
2.「母の言う事は絶対だと思うようになった」
 ↓
3.「母は自分の意見をわたしに強要してる!」

っていうのは2番と3番の間が余りにも飛躍しすぎている気がする。
「強要している」のではなくて、正しくは「強要されている気分になっている」のではないか。

母は本当は、わたしに何も強要していないのではないか。
(ある程度の「希望」はあるとしても)

ただ一人の「50代女性(島根県在住)」として、
「わたしはこう思うよ〜ん」
っていう話を勝手にしているだけなのではないか。

実際、母の言う事を聞かずに行動して、
死にそうなくらいになるまでボコボコに殴られた、なんて事はない

せいぜいため息をつかれたくらいだ。

考えてみれば今までの人生で母がめちゃくちゃ激怒したのって、

・BPD(わたしの患う精神疾患)によってわたしが暴走した時

だけじゃないかなあ。
(まあ「お前のせいで精神病になったのにお前が怒ってんじゃねーよ!」とは思っていたが)


* * * * *

さて何で急にこんな話をしたかというと、今朝母親に

「ブログ見やすくなってたね! 最新記事が1番上にあるといいね!」

と言われたからである。

このブログは今まで
「お知らせ固定記事」をトップ画面の1番上に置いて、
「最新記事」はその固定記事の下(次)という構成を取っていた。

JUGEMブログの仕様のせいでわたしは毎日それを設定し直しているのだが、
昨夜はたまたま設定するのを忘れていたので、

1番目「最新記事」
2番目「お知らせ固定記事」

になっていただけである。

母はそれを「変えたんだ! 見やすい!」と思っただけである。

「設定を間違えてただけだよ」と言うと
「そうなんだ。私はあっちの方が見やすいよ」と母は返してきた。

というか実は、わたしだって「最新記事が一番上にある」方が好きだ。
なぜ「1.お知らせ記事」「2.最新記事」という順番にしているかというと

・世の中の「仕事でブログを使っている人」がよくそうしてるのを見るから

・お知らせや注意事項を見ずに連絡してくる人が多いから

・初めてこのブログを見た人や、もう閉店してしまった
「めしや巴李古」を検索してこのブログに辿り着いた人のために、案内がトップに必要だと思ったから

だった。

けど、以前このブログでもご紹介した
【セルフマガジンは持ち運びやすいサイズじゃないとダメというバカの壁】
という記事と一緒で、わたしは

「お知らせ記事をトップに持ってくる事が当たり前というバカの壁」
に引っかかってるんじゃないか? と考えた。

そもそも脊髄反射で行動しているような人は、ブログのトップにお知らせを持って来ようが何しようが見ない


「確かに、わたしも最新記事が一番上にあるのが好きだしなあ…。
よし、ちょっとそうやってみるよ」

ということで、現在の様子になっている。


* * * * *

「いや何だかんだ言って結局、母親の言う事に従っただけだろ?」
と思う方もいるかもしれない。
わたしも小難しい事を言いながら、実は単純にそうなだけかもしれない。

けれどわたしは今朝、

「いま母から言われているこれは、
わたしのブログを毎晩読んでいる50代女性(島根県在住)のいち感想である」

と明確に思えたのだ。
そして母もきっとそのつもりだろうと思った。

母はただ
「わたしは見やすくていいと思ったよ〜ん」
と言いたかっただけである。


* * * * *

わたしと同じように
「母親(もしくは父親)の言う事は絶対だ」
という認識が無意識に自分の中へ根付いていて、苦しんでいる人もいるんじゃないかと思う。

そうなる理由は様々だろう。
それをひとつひとつ潰したり解決したりするのは勿論わたしには不可能だ。

わたしのように
「自分はそういう言い方をされると強制されているような気分になる」
と正直に伝えることが出来ればいいが、できない場合もあるだろう。

そういうとき彼・彼女らの言葉を
「○代女性/男性のいち意見(感想)」と捉えることはできないだろうか。
これは父母に限らずの話である。

「ふつうはこうする」「常識で考えろ」「みんなこうやってる」「そういう風習だ」
などと様々な言葉を使い、あなたの意志をねじ伏せようとする存在が現れるだろう。

本当にそうなのか?
「いち意見」じゃないか? と疑ってみてほしい。
(勿論わたしの言うことも「30代女性(島根県在住)のいち意見じゃないか?」と思ってほしい)

で、そうやって受け取ろうとしているのに、
言葉の暴力や身体的な暴力・その他何らかの強制力によって
あなたの意志をねじ伏せ自分の意見に従わせようとする人間からはどうにかして逃げてほしい。

「どうやって逃げればいいんだよ!」
「親になんて逆らえねえよ!」
「未成年だし何もできねえよ!」と叫ぶ人々の声を最近よくSNS上で目にする。

解決策も具体案も人によって千差万別で、しかもわたしはそれを一人一人助けることなどできない(貧乏だし)。
わたしはそういう声を見ると
「自分が何を書こうが、結局は何の意味もないんじゃないか…」と思う。

それでも書くのは、「誰かに何かが一筋でも届けばいい」と思うからだ。
全員を100%救うことはできないし、そもそも人間一人の分際で誰かを救おうと思うこと自体がおこがましい。
それでも、ひとりでもいいから、少しでも、心が軽くなってくれたら嬉しい。

「何でそこまで?」と思うかもしれない。
「わたしがかつて死ぬほど苦しんだ子どもだったからだ」と言えば伝わるだろうか。
「あと1時間遅かったら死んでましたよ」と言われた人間だから、と言えば届くだろうか。

そして今もその“死ぬほど苦しんで死ねなかった子ども”は、多分、わたしの中にいる。

* * * * *

ちなみに「母とわたしの話」は拙作【絵本・パンダかあさんとぶちねこ。】でも書いている。
 ↓
ねこ絵本表紙


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ごきげんよう、さようなら。


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JUGEMテーマ:こころ




コメント
2017/03/26 6:22 PM posted by: ゆず
私の場合は、両親が不仲でいつも母から父の悪口を聞いて育ちました。
家庭環境が劣悪で学校でいじめられても、「うちは正しい」と思い込んでいました。

そこから抜け出すための労力は半端なく、まだまだ抜け出せていませんが…
気づけたところがスタートかな、と記事を読んで思えました。

いつも、ハッとさせられる「気づき」のある記事を、ありがとうございます。
これからも、微力ながら応援してます。
2017/03/26 8:59 PM posted by: 匿名
巴さんのブログ読みました。
共感できる部分もあります。
否定的な意見だけど
お母さんをそこまで気にするのはきっと心に大きなしこりがあるとおもうのです。
いつも何かに怒っているそんなふうに感じました。
私は発達障害だから
私はメンヘラだから
それは、なんか言い訳にきこえました。
コメントもらう、批判された気持ちになるならコメントらんは要らないような気がします。作品も楽しいものに感じないようになりました
元ファンより…

2017/04/13 4:41 PM posted by: ともえ
>ゆず さん
「人の家と自分の家の違い」ってなかなか本格的に分かることができませんよね。

わたしもなんかちがうな〜と思いながら育って、
「ウワー! こんなに違うんだー!」って電撃が走ったのは成人後だったような気がします。

悩みの中に長くいるとそれが「自分の普通」になってしまい、
そこから抜け出すことがかなり困難になりますね。
悩みから抜け出すことに対して罪悪感を感じてしまったり(これはわたしの話ですが)…。

気づきになっているのでしたら嬉しいです。
こちらこそ、いつも読んで下さってありがとうございます。


>匿名 さん
たぶん怒っているように見えるのは「〜だ。・〜である。」っていう文体のせいかなと思います。
(そのネタでブログ記事を書こうと思っていますが、まだ書けていません)

あなたのコメントも、否定的な意見だとは思いませんよ。

わたし以外に素敵な作家さんは世の中にめちゃくちゃ沢山います。
ぜひ、「自分はこの人の作品を見ていると楽しい!」
と思える作家さんをたくさん見つけて、素敵な時を過ごしてください。

今までありがとうございました。
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