わたくしのイラスト・デザイン業務宣伝用サイト「Palico:RE」を先日から大幅改装&更新しております。
実は今、このサイトを「日本語版・英語版」に分けようと目論んでまして。
何故かというと、以前とあるご依頼で自分のイラストを国内&海外配信した時に、
アメリカとかヨーロッパ圏とかアジア圏でのダウンロードが多かったからです。
ネコトバのLINEスタンプもUnited States・Taiwanで送受信されてるってレポートが出てるし。
単にその地域在住の日本人の方がダウンロードしてる可能性もありますが。
英語圏の方や、英語圏ではないけど日本語よりは英語が分かるって方々にも、
自分の作品を見て頂けたら嬉しいなと考えるようになりました。
海外の方からのご依頼を受けられるようにもなりたいです。(まだまだ準備中の段階)
まだわたしがめしやを営業していた頃に出会った、英語翻訳家のHさんにご相談して
英語版「Palico:RE」の構成を考えていますが、次から次へと新しい構想が出てきて楽しいです。
「なるほど、英語圏ではそういう考え方なのか!」と色んなことを学びました。
ここ数日で目からウロコが100枚くらい落ちています。
ここ数年で急激に“人を頼ること”を覚えましたので、
最近は何か思いついたらすぐ人に相談するようになりました。
(もちろん自分である程度まで考えたり、自分でできることはやった上で、ですよ)
そんな中で気づいたのは、
“自分一人でやっていると「思い込み」「自分だけの常識」に縛られている”ということ。
自営業・個人事業は信頼できる他者視点が絶対に必要だなと、改めてひしひしと感じております。
「わたしの作品」に報酬のあるなしは関係ない
元々
「Palico:RE」はイラスト・デザインのご依頼が欲しくて作ったサイトです。
サイト作成時すでにご依頼で描いたイラストはありましたが、その殆どが“カワイイ動物イラスト”でした。
わたしは人物イラストを描くご依頼もして頂きたかったのですが、
「所詮、自分の人物イラストは趣味で描いているだけだ」と考え、
業務用イラストと趣味イラストのコーナーを分けていました。
先日、Hさんに「これは分けなくていいのでは?」というご提案をいただいたのです。
理由は以下の通り。
・顧客からすれば、仕事で描かれたものなのか趣味で描かれたものなのかは重要ではない。
・カタカナ語の「ワーク」(日本人がイメージするWORK)は「仕事・労働・勤務・お金を生む仕事」だが、英語圏では全く異なる意味も持ち得る。
・英語で「WORKS」は「芸術的作品」「(これまでの)活動内容」「業績」という意味も持つので、仕事で描かれたものも趣味で描かれたものも、たとえばアマチュアの描く誰も買ってくれない絵すらも「WORKS」である。
「ななな、なるほどー!!」と思いました。
と同時に、
「わたしは自分の作品に対して、いまひとつ堂々とできてなかったのでは?」
ということに気づきました。
Hさんは純粋に「日本語圏と英語圏の持つWORKSの概念がちがうこと」を説明して下さったのですが、
わたしは「あなたの描いたものは、お金をもらおうともらうまいと、全て“作品”ですよ」
と言われた気分になりました。
わたしは今まで、お金を頂いて描いた作品…つまり“カワイイ動物イラスト”にのみ自信を持っていたのです。
だから、あまりご依頼の来ることがない“人物イラスト”ではめちゃくちゃ卑屈になってました。
「こんなもん趣味です、別に価値はないですよ」と自分で言っていたのです。
そんな心持ちで仕事の依頼来るかーーーーーーーーい!!!!!!!!
こりゃダメだ。すぐにでも変えよう。と決めました。
そして、今までこのサイトに載せるつもりがなかった、無償のデザインも全部掲載しました。
有償も無償も全部いっしょくたにした結果
コンテンツ名を「WORKS」から「PORTFOLIO(ポートフォリオ)」に変え、
(これもHさんのご提案。何から何までありがとうございます!)
今まで描いたイラストやデザインを、有償無償にかかわらず全て同じ場所に並べました。
で、思ったこと。
「前の構成だと『カワイイ動物イラストばっかり描いてる人』に見えたけど、
今の構成だと『色んな画風を描き分けて使いこなしてる人』のように見える……」
まあ、それが吉と出るか凶と出るかはわかりませんが、
人がどう思うかより、まずわたし自身が
“360度違う雰囲気の絵をさまざまに描けるイラストレーター・デザイナー”
を目指していたので、「この方がいいじゃん」と思いました。
っていうか、そういうのを目指していたんだった! って思い出しました…。
もうすっかり“カワイイ猫イラスト作家”に甘んじていたよ…。
いや、カワイイ動物イラストも好きだし今後も描いていきたいけど、
ワシはもっとリアルタッチの絵とか2〜3頭身じゃない通常頭身の人物イラストが描きたいんじゃ…。
最近思うんですけど、「人にどう思われたいか」よりも
自分がどうなりたいか、の方がめちゃくちゃ重要ですよね。
しかも
「自分はどうなりたい?」
「こうなりたい!」
の声に従うと、仕事やら生活やらがより楽しくなる気がします。
そりゃそうだ。自分のなりたい姿で、やりたいようにやってんだもの。
しかしわたしはHさんに言われなければ、
「わたしはこうなりたかったんだったー!」
ということを気付けぬまま&思い出せぬまま、ズルズルと年を取り続けていたかもしれないのです…。
おそろしい!!
Hさん、ありがとうございます。
以前より何度もご紹介しておりますが、HさんことMasahiroさんのバイリンガル釣りブログはこちらです。
気になる方はぜひ下記リンクよりご覧ください。
↓
【American saltwater lures can catch Japanese fish?】
個人的には、Hさんのブログを読むよりご本人とお話しした方が100万倍おもしろいと思っています。
(ブログをけなしているのではありません。リアルHさんが面白すぎるのです。)
今回の発見・まとめ
- 個人事業主はつい自分一人の意見に凝り固まりがちなうえ、凝り固まってることに意外と気付けない。
- 信頼できる他者に、「現在の自分の姿(作品や宣伝方法など)」を見てもらう方が良い。
- 勝手にアドバイスしてくる人の意見は9割くらい参考にならないので、他者視点を得たい場合は自分から
「見てください/意見をください」と信頼できる人(親族などより全くの他人が良い)にお願いするべし。
- 自分が作るものはすべて自分をかたちづくる、自分を代表する作品だと思うべし。有償無償関係ない。
- 自分の作風を広げるために、時には無償の仕事や報酬が低い仕事をやるのはいい。
しかし、自分が楽しくなくなったらやめるべし。
いつまでも無償・低報酬の作業をしていると卑屈の鎧が厚くなっていく。
こんなところですかねー。
今回の更新で、やっと2016年分まで作品履歴を掲載できました!
(一部「ネコトバ。web」に載せるべきだなと思ったものはPalico:REには載せてません)
もっともっと依頼をいただけるイラストレーター&デザイナーになります!
ごきげんよう、さようなら。
●追伸
ブログに掲載するタイミングを完全に逃していた年賀状イラストを、やっとサイトに掲載できました。
こちらですね。
昨年は精神的にだいぶ切羽詰まってて年賀状デザイン承りますのご案内ができなかったのですが、
2018年分からまた再開したいと考えています。
需要があるか分かりませんが、今年から暑中見舞いデザインもお受けいたします。
また、わたしのように「年賀状代わりのセルフマガジン、自分も作ってみたい!」という方は
セルフマガジン作成・デザインのご依頼もお受けいたしますので、お気軽にご相談下さい。
→
【季節の挨拶状・年賀状デザイン制作のお問合せはこちらから】
→
【セルフマガジン作成・デザインについてのお問い合わせはこちらから】
◆◆ともえの活動&企画◆◆
★【無料セルフマガジン「ぱりこれ。」配布中】
★【ネコトバ。出雲弁LINEスタンプ販売中】
★【ネコトバ。+食べ物イラスト画集(カレンダー付)販売中】
★【ネコトバ。イラスト集発売中】
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