久しぶりにメンタルコラムをば。
当ブログ愛読者の皆様はもう忘れてるんじゃないかと思いますが、(そうでもないか)
わたしは境界性パーソナリティ障害(境界性人格障害)を患っていた人でした。
最近もうほとんど症状が出ないので、あえて過去形にしています。
実際は「寛解」といって、“完治はしていないが症状が穏やかになっている状態”だと思いますが。
どちらにせよ、わたしは「患っていた、ただの一般人」です。
心療内科医でなければカウンセラーでもなく、大学の専攻で心理学をとっていた訳でもありません。
(というか、大学は行っていません。笑)
なぜ急にこういうことを言い出したかというと、昨夜お問い合わせメールフォームヘ、
“精神疾患についての質問メール”が届いたからです。
精神疾患を詳しく説明したブログ記事などを書いていると「相談メール」が届く、
というのは話には聞いた事がありましたが、まさか自分に送って頂けるとは思っていませんでした。
既に質問者さんへはお返事いたしましたが、もしかしたら他にも
「相談したい」「質問したい」と思ってしまう方が出てきてしまうかも知れないので、
早めに言っておきます。
わたしは境界性パーソナリティ障害を患っていた、ただの一般人です。
病気のことは、ちゃんとした専門家に聞きましょう。
* * * * *
おそらく質問者さんがご覧になった記事は、以下のいずれかではないかと思います。
→
境界性パーソナリティ障害を本気で治したいと考えた結果
※当ブログのメンタル系記事内で一番アクセス数が多い記事
→
【個人的な話】境界性人格障害について調べてみました
→
彼女や妻が境界性パーソナリティ障害だった時の対策・対応
わたしは専門家を気取るつもりはありませんので、すべて“あくまで体験談”として書いていました。
自分の症状を理解するために勉強したり得た知識は書きましたが、心理関係の資格などは一切取得していません。
(この間「カウンセラーの資格とってみたいな〜」
と思いましたが、取りたいやつは受講料が高すぎてやめました…)
また、わたしは主に「境界性パーソナリティ障害」のことしか調べていないので、
それ以外のパーソナリティ障害のことはほとんど知りません。
(症状が似ていたので双極性障害と、
以前の彼氏が自己愛性パーソナリティ障害っぽかったのでそれらを調べたことは多少ありますが)
要するに素人です。
だからこのブログに書かれていることは、
「素人の体験談」に過ぎません。
素人を頼ってはいけません。
病気の相談は、きちんと専門家に行ってください。
(大事なことなので2度言いました)
* * * * *
ただしわたしは、「自分の体験」を語ることはできます。
ですので、今回の質問メールを送って下さった方にも、「体験談」を返信いたしました。
もしかしたらいろんな方の参考になるかも知れないと思ったので、
質問者の方の情報が漏れない程度に、抜粋して掲載いたします。
“あなたのご質問は、「専門家に聞くべき質問」であると思いますので、
わたしから回答することはできません。
ですので、「自分の症状をはっきりさせたい時に、わたしが取った行動」をお伝えしますね。
・インターネットや本などで自分の病気/障害(と疑わしいもの)のことを片っ端から調べ、知識を得る
・自分に現在起きている症状と、調べた病気/障害の症状を照らし合わせる
(わたしの場合は当初「境界性パーソナリティ障害」と「双極性障害」が疑わしかったので、
より共通点の多い障害がどちらであるかを調べました)
・信頼できる心療内科医、あるいはカウンセラーを探す
(世の中には大して話も聞かずにとりあえず抗鬱剤を処方する精神科医もいます。
自分に合った医師を見つけることは治療においてかなり重要なことです)
・自分が勉強をした内容、そして自分の症状と照らし合わせた結果を
きちんと文章などでまとめ、それを信頼できる医師に話し、
「自分は一体何の病気であるのか」をきちんと診断してもらう
あなたの疑問についても、医師が知ってらっしゃるのではないかと思います。
医師も神様ではないので、診断ミスをします。
ただ「患者が自分の症状を適切に説明できなかったため、起こる診断ミス」も存在します。
ですので、まずはご自分の状態と向き合うこと、
ご自分の病気/障害と思わしきものについて知識を得ることが重要です。
病気を治すのは医師でもカウンセラーでも、ましてや患者であるわたしでもありません。
あなたご自身です。”
最後のやつはわたしの口癖です。
「病気を治すのはあなた自身です。」
わたしもかつてそうでしたが、病のただ中にいる時は
「自分の病気や苦しさを他人が何とかしてくれる」ような気がするんですね。
ヒーローのような人がいて、助けてくれると。
ヒーローはいません。
いるとしたら、自分自身の中に存在します。
わたしのエッセイ漫画を読んで下さっている方の中には
わたしのパートナー(おじさん)をヒーローのように感じる方もいるかもしれませんが、
彼もまた、ヒーローではありません。
彼は“良き理解者”ではありますが、わたしの救世主ではありません。
わたしを現在の状態にまで運んだのは、わたし自身だと思います。
パートナーはその手助けをしてくれただけで、わたしを引っ張り上げた訳ではありません。
というか、「自分以外の誰かに助けてほしい」とか
「自分以外の誰かに助けてもらった」とか思っているうちは、病気は寛解しない気がします。
「わたしは自分で自分をここまで持ち上げてきたんだ、すごいなあ、よくがんばったな」
というような自信を持った時こそ、精神疾患の症状は落ち着く気がしています。
* * * * *
まあそんなわけでして、わたしはただの文献漁りと文章を書く事が好きなだけの、
自分に少しだけ自信を持てるようになった一般人です。
過度な期待を持つと損をするのはあなたですので、やめておきましょう。
「なんだよこいつ素人かよ〜」くらいに思っておいて下さい。
わたし最近、一度読み終わった「嫌われる勇気」を再読してるんですけど、
わたしに相談するくらいだったらこの本読んだ方が解決する気がします。
(人によって合う合わないはあるようですが)
わたしはベストセラー本とか嫌いなので(ひねくれてるから)
この本も最初は斜に構えて読んでいましたが、
「嫌われる勇気ってそういうことかよ〜! 全然思ってたのと違った〜!」
となりました。
自信が持てないとか自分が嫌いとか
過去のトラウマに囚われているとか
親との関係に悩んでいるとかすぐ怒ってしまうとか未来に希望が持てないとか、
そういう悩みを持っている方はこの本読めばだいたい解決するんじゃないかという気がします。
こんなブログ読んでないでこの本読んでください。是非。
わたしは書店で購入しました。
(いや、正確にはパートナーが買ってくれました。ありがたい…)
ごきげんよう、さようなら。
* * * * *
2020年4月追記…
この当時はこんなことを言っていましたが、
2020年現在は心理カウンセラーの資格を取って
境界性パーソナリティ障害関連の
カウンセリングを承っております。
2017年の頃はカウンセラーになることなんて
全く考えておりませんでした(笑)
ということで、「相談したい」
「カウンセリングを受けたい」という方は
下の画像をクリックしてみてください。
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